親中議員リコールを巡り揺れる台湾の熱い秋
Oct 12, 2025
政治

歴史的投票の幕開け
10月26日に台湾全土24選挙区で実施される史上最大級のリコール投票は、親中派とみなされるKMT議員20人超の去就を市民が審判する一大イベントだ
投票率25%以上かつ賛成票多数で議席が空席となり、3ヶ月以内に補欠選挙が行われる仕組みは憲法に定められた市民の直接参加装置
ここ数ヶ月、立法院では議員同士の乱闘や委員会採決の妨害が相次ぎ、世論の怒りは頂点に達している
青い鳥運動の胎動

昨年5月、数万人が台北をはじめ各地で結集したのをきっかけに、市民発の『青い鳥運動』は瞬く間に広がった
台北在住の写真家鄧福39歳はそれまで市民運動とは無縁だったが、議場での暴力や中国大陸との不透明な関係に怒り爆発!二ヶ月前にはNPOに加入し仲間とチラシ配りやデモを展開している
NaverブログやTistoryには熱い体験談や現場写真が相次ぎ投稿され、オンラインと現地活動がスパイラル状に連動している
デジタルと街頭の共鳴
SNSでは#投票しようや#青い鳥といったハッシュタグが拡散し、手作りの目印を配布する路上キャンペーンは週末の台北MRT駅前にまで及ぶ
Tistoryの記事では昨年の同様の補欠選挙との比較や中国側メディアの論調分析が紹介され、一方Naverフォーラムでは賛否両論の議論が白熱中!時には過激なネット中傷も飛び交い『これが民主主義の行使か』と驚く声も
投票後のシナリオ
もしKMT議員が多数罷免されれば、補欠選挙後に民進党が議席過半数を奪回する可能性大だが、再選も否定できない
専門家は更なる分断を懸念しつつも、同時に市民の政治参加意識が飛躍的に高まったことを肯定的に評価している
投票日の夜、台湾全土のカフェや居酒屋では結果を見守る市民の熱気に包まれ、敗れても勝っても台湾社会に刻まれる新たな民主主義の刻印となるだろう
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