鏡浦海水浴場、四足歩行ロボットが案内と注意事項を伝える新サービス開始

江陵市鏡浦海水浴場の開設概要
2025年6月28日、江陵市にある18の海水浴場のうち、最も早く鏡浦海水浴場が開設される。残る17の海水浴場は7月4日に開設し、8月17日まで最大51日間営業する。江陵市はテーマ性、癒し、そして安全を重視した差別化された運営を目指している。
鏡浦海水浴場の設備とアトラクション

東海岸最大の鏡浦海水浴場には、オリバウィ岩のダイビング台、浮き橋、大型ウォータースライダー、3つの海水プール、案内所や休憩所などが整備され、来場者の利便性を高めている。さらに7月26日から8月9日までの期間、中央通路200メートル区間を午後6時から9時まで夜間開放する。
安全対策の最前線:四足歩行ロボットと救助ドローンの導入
安全確保のため、案内や注意事項を伝える四足歩行ロボットが導入されるほか、照明付きの救助用ドローン2機が運用される。水上オートバイ4台、救命ボート2隻、救助ドローン1機も配備され、24時間体制の総合状況室と553名の運営スタッフが安全管理にあたる。
夏の風物詩:ビーチビアフェスティバルとサマーフェスティバル
6月27日から29日まで、鏡浦海水浴場中央通路で第5回江陵ビーチビアフェスティバルが開催され、地元のクラフトビールやグルメ、各種パフォーマンスが楽しめる。7月29日から8月4日には人気歌手のライブやEDMパーティーが繰り広げられる『2025鏡浦サマーフェスティバル』が開催される。
自然環境と海洋生物への対応策
離岸流に対する監視システムとSMSによる警報体制を整備。近年増加しているサメやクラゲの出没に備え、クラゲ防止ネットを設置し、サメ退治装置も稼働させている。これにより、来場者の安全を守りつつ、海洋生態系の保護にも配慮している。
江陵市内のテーマ別海水浴場の紹介
鏡浦海水浴場以外にも、ペットと一緒に楽しめる安木海岸のペットビーチや、キャンプしながらビールを楽しめるテーマ海水浴場として注目される注文津海水浴場がある。注文津では8月に海産物祭りや貝掘り、砂浜での宝探しなどのイベントも予定されている。
利便性向上のためのインフラ整備
海水浴場周辺に臨時駐車場を設置し、駐車問題の解消を図る。施設の拡充や改修を進め、カード決済システムの義務化など利用者の利便性向上に努めている。
コミュニティと訪問者の反応
ネイバーやティストリーなどの韓国のブログや掲示板では、四足歩行ロボットや救助ドローンなど最新技術の導入に対して期待と称賛の声が多い。一方で、夏祭り期間中の混雑管理に関する意見もあるが、全体的には安全で楽しい海水浴シーズンの実現に期待が高まっている。
海外からの訪問者に向けた文化的背景の解説
江陵の海水浴場は、自然の美しさだけでなく、先端技術と伝統文化が融合した新しい夏の楽しみ方を提供している。四足歩行ロボットの活用は韓国の技術力の高さを象徴し、地元のクラフトビールや音楽フェスティバルは韓国の現代文化を体験できる貴重な機会となっている。これらの要素は海外の観光客にとっても魅力的な体験となるだろう。
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