韓国インディー演劇の真髄!『世紀の男』『愛を耐える』『他人』が描くソウル・大学路の熱気

Jun 21, 2025
エンターテインメント
韓国インディー演劇の真髄!『世紀の男』『愛を耐える』『他人』が描くソウル・大学路の熱気

大学路(テハンノ):韓国演劇の聖地、その魅力を知っていますか?

みなさん、大学路(テハンノ)がソウルの演劇の中心地であり、韓国の若者やアーティストが集う文化の発信地であることをご存じですか?ここでは毎月数百もの演劇が上演され、特に小劇場(소극장)でのインディー作品は、韓国社会のリアルや多様な感情をダイレクトに伝えてくれます。2025年6月、話題を集めているのは『世紀の男』『愛を耐える』『他人』の3作品。韓国のコミュニティやSNSでも熱い議論が交わされ、観客の心を揺さぶっています。

『世紀の男』:歴史とファンタジーが交差する大作

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6月25日から29日まで大学路芸術劇場大劇場で上演される『世紀の男』は、独立運動を題材にした歴史劇ですが、そこにファンタジー要素が加わることで、観客に新鮮な驚きを与えています。主人公のドクベは、親友との別れの後、偶然にも独立宣言を読み上げ、3.1運動の先頭に立ちます。しかし日本警察の銃弾に倒れ、死神のミスで命を落としたことが判明。死神と取引し125年生きることになるドクベは、韓国現代史の様々な事件の渦中に立ち会うことになります。
この作品は2018年の初演以来、現代史の痛みと個人の人生をユーモラスかつ感動的に描き、2025年は光復80周年と劇団創立20周年を記念して再演。出演者の熱演や大規模なキャストも話題で、NaverやDaumのレビューでは「歴史を学ぶきっかけになった」「笑いと涙が同時に味わえる」といった声が多く見られます。

『愛を耐える』:一人芝居が描く愛の複雑さと癒し

6月26日から29日まで東崇舞台小劇場で上演される『愛を耐える』は、ユジンウォル作・ユンヨソン演出・主演の一人芝居。愛という感情の美しさ、痛み、成長を、俳優が一人で多彩に表現し、観客と直接心を通わせます。
ミニマルな舞台で俳優の表現力が際立ち、NaverやTistoryのブログでは「観客一人ひとりに語りかけるような没入感」「自分の人生を振り返るきっかけになった」と高評価。韓国コミュニティでも「癒された」「涙が止まらなかった」といった感想が多く、恋愛や人生の苦しみを抱える人にとって心の支えとなる作品です。

『他人』:家族でも恋人でもない“私たち”の物語

6月26日から7月6日までナオンシアターで上演される『他人』は、イラストレーターのナツが恋人ユウコと穏やかな同棲生活を送る中、ユウコの交通事故をきっかけにユウコの母・ハツエと一時的に同居することになる物語。
ぎこちなく不器用な二人の共同生活に、元恋人ユウミも加わり、複雑な三者関係が展開。家族でも恋人でもない“私たち”が、互いの秘密や傷を少しずつ明かしながら、思いがけない共感と癒しを見つけていきます。
韓国小劇場協会やNaverのレビューでは「現代社会の新しい家族像をリアルに描いている」「誰もが共感できる日常のドラマ」と絶賛。コミュニティでも「自分の経験と重なった」「親世代との距離感を考えさせられる」といった声が目立ちます。

韓国インディー演劇の文化的背景とファンダムの特徴

韓国のインディー演劇は、K-POPや大型ミュージカルとは異なり、少人数の劇団や観客の口コミによって支えられています。大学路はその中心地であり、社会的テーマや実験的な演出が多く、若者から中高年まで幅広い世代が集います。
特に小劇場では、俳優と観客の距離が近く、観客参加型や即興的な演出も多いのが特徴。韓国のファンダムはSNSでの拡散力が高く、推し俳優や劇団への熱い応援、観劇後の感想シェアが盛んです。最近は若い女性観客の増加や、海外からの観光客も目立ち、インディー演劇の国際化も進んでいます。

韓国コミュニティの反応:熱狂と共感、そして批評

TheqooやInstiz、Naver、Daumなどのコミュニティでは、3作品に対する感想や議論が盛り上がっています。『世紀の男』は「歴史を面白く伝えてくれる」「家族で観るのにおすすめ」と好評。『愛を耐える』は「一人芝居の迫力がすごい」「自分の恋愛を思い出して泣いた」と共感の声が多いです。『他人』については「現代の家族や人間関係の難しさをリアルに描いている」「親世代との距離感がリアル」といった意見が目立ちます。
一方で、「実験的すぎて難しい」「伝統的な演劇と比べて好みが分かれる」といった批判もあり、多様な視点で議論が続いています。

ソウルのインディー演劇を楽しむためのヒント

ソウルでインディー演劇を体験したいなら、事前予約が必須!NaverやTistoryのレビューを参考に、自分に合った作品を選びましょう。一人観劇も一般的で、俳優との距離が近い小劇場ならではの臨場感が味わえます。
韓国のインディー演劇は、観客の反応やSNSでの拡散が作品の成功を左右するため、観劇後はぜひ感想をシェアしてみてください。2025年6月は、大学路で韓国演劇の多様性と熱気を体感する絶好のチャンスです。

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2025年6月

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