ハルラ山の眺望は誰のもの?

Oct 13, 2025
ニュース
ハルラ山の眺望は誰のもの?

スカイラインを塗り替える高層化計画

2025年6月27日、済州道議会は第2種一般住宅地域の高さ制限を従来の15階から25階に引き上げる条例改正を可決し商業地域では最大160メートル(約40階)が想定されている
従来の最高建造物はノヒョンドンのドリームタワー(169メートル)だったが今回の改革で全く新しい都市の輪郭が描かれようとしている
メディアは経済活性化や土地効率の向上を謳うが一方で島の象徴であるハルラ山の存在感が後景化するのではと多くの住民がザワついている

コミュニティからの声

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Naverブログでは新設される高層ビルの屋上カフェや投資機会に期待する声が上がる一方でブログ hcjang80 や happyjejudo を中心にハルラ山ビューが高級住戸だけの特権となる点への懸念が目立っている
Tistoryコミュニティでも公共の景観が資本に独占されるといった批判が沸騰し済州の文化的アイデンティティを守る必要性が熱く語られている
皆が当たり前に享受してきたハルラ山ビューを誰のものにもさせないという思いがネット上で大きなムーブメントを生んでいる

日常の影響と懸念

自治体は高層化による住宅市場の活性化や郊外への拡散防止を主張するが実際には済州全体で空室率が上昇し人口流出が止まっていない
さらに高層ビルによる日照権侵害や騒音交通渋滞インフラ不足といった副作用が市民の日常にのしかかる可能性がある
爽やかな朝にハルラ山を眺めながらの通勤や家族との散歩を、新築マンションの一部住戸だけの特権に変えてしまっていいのだろうかという疑問が住民の胸に強く刺さっている

公共財としての眺望を守る動き

小規模プロジェクト『済州乱開発悪党退治団』は条例改正に賛成した道議の名簿を洗い出しブログやSNSで公開し建設予定地一覧と市民の声をマッピングする活動を開始した
これまで意見公募がわずか6件だった手続きの不備を指摘し住民投票や公聴会の開催を再度求める声が高まっている
都市密度の向上と持続可能な景観保全を両立させるために市民一人ひとりがハルラ山ビューを共有する権利を再確認しようという動きは今まさに加速している

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