ソウルの小劇場で話題沸騰!『この夏が過ぎたら』『ハミ2025』『バックステージ』が描く韓国演劇の今

Jul 8, 2025
エンターテインメント
ソウルの小劇場で話題沸騰!『この夏が過ぎたら』『ハミ2025』『バックステージ』が描く韓国演劇の今

イントロダクション:ソウル小劇場の魅力とは?

みなさん、韓国・ソウルの大学路(テハンノ)が“演劇の街”として有名なのをご存じですか?大規模なミュージカルも人気ですが、実は小劇場こそが韓国演劇の創造力と多様性の源。2025年夏、特に注目を集めているのが『この夏が過ぎたら』『ハミ2025』『バックステージ』の3作品です。

情報が少なく見逃しがちな小劇場の最新作を、地元メディアやブログ、コミュニティの声とともにたっぷりご紹介します。

第1章:『この夏が過ぎたら』— 喪失と再生の叙情詩

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7月3日から27日まで延宇(ヨンウ)小劇場で上演される『この夏が過ぎたら』(ラムステージ制作)は、人生の迷い、喪失、そして再生をテーマにした4つの物語が交錯します。

主人公ジフンは人生の方向性を失い、カウンセラーのドンミンに支えられながら再起を図ります。危機の中で出会うヨンフとの交流や、芸術家夫婦ジョンウンとヒョンスの関係修復、そしてドンミン自身もパートナーとの傷を抱えています。

詩的な演出と実力派俳優陣(イ・ジュンオク、ユ・ジョンホ、ミン・ウギ、キム・ヤンソンほか)が織りなす舞台は、観客の心に深く響きます。

最近のレビューやブログでは、メンタルヘルスや人間関係の描写がリアルだと高評価。共感の声や「自分の人生を見つめ直したくなった」というコメントも多く見られました。

第2章:『ハミ2025』— 歴史と平和への問いかけ

7月5日から13日までア ルコ芸術劇場小劇場で上演される『ハミ2025』(劇団シンセゲ)は、2025年2月、世界平和を夢見る韓国の旅行団がベトナムを訪れる物語。ベトナム戦争終結50周年を記念し、韓国軍による民間人虐殺事件の現場「ハミ村」を訪れた旅行団が、歴史の重みと向き合うことになります。

観客と舞台の境界を越え、ベトナムの現地にいるような没入感を演出。演出はキム・スジョン、主演はカン・ジンフィ、コ・ミンジ、キム・ミンソンなど。

最新ニュースやブログでは、過去の過ちに向き合う勇気や、平和の大切さを訴える内容に「重いが必要なテーマ」「歴史を忘れてはいけない」といった声が多く上がっています。一方で、韓国コミュニティでは「国の恥をなぜ舞台で?」という否定的な意見も見られ、賛否両論が熱く交わされています。

第3章:『バックステージ』— 俳優たちの日常と夢

6月27日から7月30日までナインジンホール1館で上演される『バックステージ』(ハイカンパニー制作)は、アルバイトに追われる女優ハヌルと、久々に再会した同僚ウヌビョルの日常を描く物語。

演劇の裏側、俳優たちの現実と夢のギャップをユーモラスに、そしてリアルに描写。イ・ヒョンス脚本・演出、出演はコ・ウヌビョル、キム・ハヌル。

観客は公演前にバックステージツアーにも参加でき、舞台裏の世界を体験できるのも魅力。ブログやSNSでは「演劇人のリアルな苦労が伝わる」「夢を追う全ての人に響く作品」と好評です。

第4章:韓国コミュニティの反応—熱い議論と共感

韓国の大手コミュニティ(더쿠、네이트판、인스티즈、네이버、다음、디시인사이드、에펨코리아、PGR21)では、これらの作品に関する議論が盛り上がっています。

『この夏が過ぎたら』や『ハミ2025』に対しては「心が揺さぶられた」「社会的意義がある」といった肯定的な声が多い一方、「重いテーマが多すぎる」「もっと気軽に楽しめる作品が見たい」といった意見も。

特に『ハミ2025』は歴史問題を扱うため、賛否が分かれています。「こういう作品こそ必要」「若い世代にも知ってほしい」といった支持の声と、「国際的なイメージが心配」「なぜ今さら?」という批判が混在しています。

第5章:文化的背景と海外ファンへのインサイト

韓国の小劇場は、新しい才能や実験的なストーリーテリングの宝庫。商業ミュージカルとは異なり、社会問題やメンタルヘルス、芸術家のリアルな生活など、主流メディアでは語られにくいテーマを積極的に取り上げています。

『この夏が過ぎたら』は韓国社会で高まる心理的ケアへの関心を、『ハミ2025』は歴史の清算と平和への願いを、『バックステージ』は芸術家の現実と夢の狭間を描写。

韓国の演劇ファンは、ブログやSNSで積極的に感想や考察をシェアし、作品への共感や批評がコミュニティを活性化させています。海外ファンも、こうした背景を知ることで作品をより深く楽しめるでしょう。

第6章:ソウル小劇場の楽しみ方—現地体験とオンライン参加

ソウルを訪れるなら、ぜひ小劇場での観劇を体験してみてください。インターパークやNOLチケットなどで簡単に予約可能。英語対応の劇場も増えています。

現地ではバックステージツアーやアフタートークなど、観客参加型のイベントも人気。

また、現地に行けない方も、韓国のブログやSNSでリアルな感想や舞台裏の様子をチェックできます。『웰컴 소극장』シリーズを中心に、地元ファンと一緒に韓国演劇の“今”を感じてみてください。

この夏、あなたも韓国の小劇場で新しい感動と発見を味わってみませんか?

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2025年7月

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