北朝鮮の“ヤガダエース”たちの狂気の現場:セメントもレンガもない建設現場のリアル

Jun 22, 2025
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北朝鮮の“ヤガダエース”たちの狂気の現場:セメントもレンガもない建設現場のリアル

資材不足でも止まらない建設ラッシュ、その現場で何が起きている?

皆さんはご存じでしたか?北朝鮮では2025年、党創建80周年を控え、工場や病院、観光施設などの大型建設プロジェクトが急ピッチで進められています。しかし、慢性的なセメントや鉄筋などの資材不足が深刻。金正恩総書記は「資材がないからといって工期を延ばすな」と指示し、現場は無理やり突貫工事が続いています。
現地報道や中国との国境地帯の目撃情報によれば、温室農場や大規模な護岸工事にも多くの労働者が動員されているとのことです。

レンガもセメントもない?泥とジャガイモカスで“即席レンガ”を製造

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本来ならセメントやレンガで建てるべき建物。しかし現場には何もない…そんな時、北朝鮮の労働者たちは泥やジャガイモのカスなど、あり合わせの材料を混ぜて“レンガ”を自作します。強度は本物のセメントレンガには劣るものの、「使えるものは何でも使う」精神で建設が進行。韓国のコミュニティやブログでは、「教授、これで本当に大丈夫ですか?」という皮肉混じりの声も多く見られます。

鉄筋も手作業で曲げる?“何もない”から生まれる現場の工夫

石炭が足りず、鉄筋を熱処理できない現場では、労働者が手作業で鉄筋を曲げて対応。ドアがなければ自作、装飾石も現場で手作り。こうした“何もない”からこそ生まれる即席の工夫が、北朝鮮建設現場の特徴です。韓国のネットでは「これぞ北のヤガダ(肉体労働)魂」「南なら年収1億のエース」といったコメントが飛び交い、驚きと皮肉が混在しています。

強制動員と過酷な労働環境、その実態

北朝鮮の建設現場は、単なる即席工夫だけでなく、強制労働という暗い現実も抱えています。米労働省や国連の報告によれば、北朝鮮ではレンガやセメント、鉄などの生産現場においても強制労働が横行。労働者は国家の利益のために動員され、賃金の大半を国家に納めさせられています。労働時間は長く、過労や事故も多発。韓国のブログや報道では「人権無視」「現代の奴隷制度」といった批判も根強いです。

海外派遣労働者の現実:ロシアや中国での“北朝鮮式”建設

北朝鮮の労働者は国内だけでなく、ロシアや中国など海外にも大量に派遣されています。現地では厳しい監視下、長時間労働と低賃金で働かされており、その大半の収入は国家に送金されます。2025年もロシアの建設現場では北朝鮮労働者が数千人単位で投入され、現地企業からは「安くて効率的」と評価される一方、人権団体からは「現代の奴隷」と批判されています。

韓国コミュニティの反応:驚き、皮肉、そして同情

韓国のTheqoo、Naver、DC Insideなどのコミュニティでは、北朝鮮の建設現場の実態に対する反応がさまざまです。「この即席力は本当にすごい」「南なら超高給取り」「国家の犠牲になるしかない現実が悲しい」など、驚きと皮肉、そして同情が入り混じったコメントが多く見られます。
一方で、「これが北朝鮮の現実」「生き残るためのサバイバル」といった、現場の過酷さを指摘する声も目立ちます。

文化的背景:なぜ“何もない”のに建て続けるのか

北朝鮮の建設現場の即席文化は、単なる貧困や資材不足だけが理由ではありません。自力更生(チュチェ)思想に基づき、外部に頼らず自分たちで何とかする精神が根付いています。国家の威信やプロパガンダのため、どんなに無理があっても建設を止めない。その裏には、住民や労働者の犠牲があることを忘れてはなりません。

海外ファンが知っておくべきポイント

北朝鮮の建設現場のエピソードは、単なる“サバイバル”や“即席力”の物語ではありません。そこには強制労働、人権侵害、国家主導のプロパガンダという現実が存在します。外から見ると驚きや感心の声も多いですが、現地の人々にとっては生き残るための必死の戦い。北朝鮮の建設文化を理解するには、その裏にある社会構造や歴史、そして人々の苦しみも知る必要があります。

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