疲労でも神経過敏でもない 自律神経のバランスが崩れるとどうなるのか
Oct 13, 2025
健康

目に見えない指揮者
心臓の鼓動や消化、体温調節まですべて意識せずにコントロールしてくれる自律神経系。その大黒柱となるのが興奮時に働く交感神経と休息時に働く副交感神経だ。それぞれがバランスを保つことで毎日の健康を支えているのに、現代の忙しい生活はそのバランスをじわじわと崩してしまう
ストレスと眠りの罠

慢性的なストレスは交感神経を過剰に興奮させ、心拍数の増加や不眠、胃腸の不調を招く。さらに眠りが浅い状態が続くと、本来の回復時間が奪われて体は常に緊張し、翌日には過敏反応や倦怠感を感じやすくなる。睡眠薬でごまかすと睡眠時無呼吸を悪化させ、心血管疾患のリスクを高めてしまうこともある
韓国コミュニティの声
NaverやDaumのフォーラム、DCInsideやPGR21では、規則正しい睡眠とカフェイン節制で症状が改善したとする声が多数上がる一方、生活習慣だけでは足りないと感じる人も少なくない。夜遅くまで続く受験や残業文化の中、交感神経がオフにならず疲労が蓄積される難しさが浮き彫りになっている
小さな習慣からの回復
まずは睡眠リズムを整えることが最重要だ。毎朝同じ時間に起き、昼過ぎ以降のカフェインは控えめに。夏はこまめに水分補給を心がけよう。立ち上がり時のめまいには下半身を鍛える簡単なスクワットやウォーキングが効果的だ。さらに認知行動療法やリラックス瞑想を取り入れ、呼吸法を意識するだけで自律神経の調整力を取り戻せる
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