【速報】韓国が英国に大統領親書を送付！戦略的パートナーシップ深化で両国関係が新たな局面へ

歴史的外交ミッション：韓国・英国関係の新章開幕

2025年7月17日から18日にかけて、韓国の大統領特使団が英国を訪問し、重要な外交的成果を収めました。民主党の秋美愛（チュ・ミエ）議員を団長とする特使団は、崔珉希（チェ・ミンヒ）議員、朴善元（パク・ソンウォン）議員とともに、李在明大統領の親書を英国の主要政府関係者に手渡し、両国の「グローバル戦略的パートナーシップ」の深化・発展に向けた新政府の意志を表明しました。

この外交ミッションは、李在明大統領就任後初となる大規模な国際的アプローチを示すものであり、韓国が国際パートナーシップの強化にコミットしていることを実証しています。特使団は、貿易投資、国防・防衛産業だけでなく、気候変動などグローバル課題への対応を含む様々な分野での実質的協力を強化していくことで合意しました。

この訪問の意義は、両国が歴史的な外交関係を祝う中で行われたタイミングにもあります。韓国は14カ国に特使団を派遣し、外交関係の復元に取り組んでいるという広範な戦略の一環として位置づけられています。

英国国家安全保障顧問との戦略的対話

外交ミッションの中心となったのは、ジョナサン・パウエル英国国家安全保障顧問との会談でした。韓国特使団はここで李在明大統領の個人的な親書を手渡し、両国関係強化への意志を伝達しました。パウエル顧問は、韓国が政治的危機を克服し、国際社会に民主主義の回復を示したことを高く評価しました。

この重要な会談では、両者が複数の分野での実質的協力の向上に合意し、特に貿易投資、国防・防衛産業協力、気候変動などグローバル課題への対応に焦点を当てました。また、北朝鮮の核問題についても議論され、韓国特使団は核問題解決と朝鮮半島平和構築における実質的進展に向けた韓国政府の努力に対する特別な関心と支持を要請しました。

パウエル顧問は、英国のキア・スターマー首相と李大統領が先月のG7首脳会議の機会に初の首脳会談を行い、両国関係強化方案について幅広く意見交換したことを想起し、今後も緊密な疎通を継続しようと強調しました。この言及は、両国間の高レベル外交コミットメントの継続性と、定期的な対話を維持する意志を示しています。

議会関係者との交流と国防協力の議論

特使団と英国議会関係者との交流は、協力拡大に向けた相互的な強い関心を明らかにしました。ヌスラト・ガニ下院副議長は、半導体などの先進製造業強国である韓国に大きな関心を示し、人工知能（AI）などでの協力強化への意思を表明しました。

英国議会国際議員連盟グループ主催の昼食会では、英国議員らが韓国の平和的な民主主義回復過程を通じて韓国民主主義の底力を実感したと評価し、未来世代のための教育分野交流活性化への関心を示しました。特使団はまた、韓英議員親善協会との面談を通じて、強化された議会交流を通じた関係深化について超党派的合意を確保しました。

7月18日には、バーノン・コーカー国防部国務大臣との会談が行われ、6・25戦争で共に戦った血盟であり、韓国の平和を支持してきた友邦国である英国の貢献を評価し、国防・防衛産業分野での協力強化方案を議論しました。コーカー国務大臣は、防衛産業分野で相互補完できる強みを持つ両国が軍事安保分野協力強化に継続的に努力しようと述べました。

経済・貿易協力：未来志向のパートナーシップ構築

韓英関係の経済的側面は、両国が既存の自由貿易協定の改善に積極的に取り組み、新たな協力分野を開発していることで注目すべき成長を示しています。第5次FTA改善協商が7月7日から11日まで韓国で開催され、サービス、投資、デジタル貿易、原産地規定、政府調達など16の分科で詳細協商を進めています。

特使団の会談では、両者が戦略産業での協力拡大の重要性を強調しました。英国当局者らは、韓国の半導体、先進製造業、人工知能などの新興技術におけるリーダーシップに特別な関心を表明しました。議論では宇宙技術、原子力エネルギー、バイオテクノロジー、クリーンエネルギー分野での協力機会が注目されました。

英国は最近、110億ポンド（約20兆ウォン）規模の国防予算を発表し、2027年までにGDP比2.6%に拡大すると発表しており、これは韓国企業に武器、弾薬、国防技術分野での重要な機会を創出しています。この予算拡大は両国間の産業協力の新たな展望を開いています。

国防産業協力と安保パートナーシップ

現在の韓英パートナーシップの最も重要な側面の一つは、国防産業協力と安保協力です。両国は定期的な合同軍事訓練を確立し、国防技術分野での協力プロジェクトを開発しています。

国防協力フレームワークには2023年に締結された合同国防輸出に関する了解覚書が含まれており、協力的な国防産業プロジェクトと人事交流の機会を創出しています。両国は国防技術において相互補完的な強みを持ち、合同研究開発イニシアチブと強化された軍事安保協力の潜在力を有しています。

この協力は、英国がドイツとの間で最近締結した「ケンジントン協定」が示すように、他国との国防パートナーシップも発展させているより広範なヨーロッパの文脈の中で行われています。これらの発展は、韓国にヨーロッパの安保ネットワークへの統合と多国間国防プロジェクトへの参加機会を提供しています。

AI・デジタル技術協力の新たな地平

韓英関係において特に注目すべきは、人工知能とデジタル技術分野での協力拡大です。英国政府は最近「機会中心のAI戦略」を公式化し、韓国との政策・産業協力の青写真を具体化しています。英国の AI政策は2023年11月ロンドンで開催された第1回AI安全サミットから出発し、「安全（safety）」が核心基調でしたが、その後ソウル、パリで続いて開催されたサミットを経て、国際的議論は「成長」と「機会」中心に拡張されました。

英国は政策協力だけでなく、企業間の実務連結と市場進出支援も並行しています。2024年2月には半導体協力フォーラムである「セミコン コリア 2024」を通じて英国企業らが韓国を訪問し、2025年2月には国内企業らが英国科学・革新・技術部（DSIT）支援を通じて現地生態系を直接体験し、協力パートナー発掘に乗り出しました。

この構造は両国が持つ技術力量の相互補完性とも結びついています。英国はAIアルゴリズム、基礎科学、サイバーセキュリティ分野に、韓国は半導体、通信、ロボティクスなどハードウェアインフラに強みを持っているためです。AI商用化にはこの両軸がすべて必須であるだけに、協力基盤の産業融合可能性も高まっています。

コミュニティの反応と未来展望

この外交ミッションは、韓国・英国コミュニティ内で肯定的な反応を生み出しており、特に英国内の重要な韓国系住民の間で注目されています。英国当局者らは韓国の民主主義の回復力と責任ある国際パートナーとしての役割に対する感謝を表明しました。

議会での議論では、英国議員らの韓国民主主義の強さに対する認識と韓国の平和的民主主義転換過程から学ぶことへの関心が明らかになりました。この文化的・政治的親和性は、教育、文化交流、両国民間のつながり拡大のための協力において強固な基盤を提供しています。

英国の韓国先進技術、特にAIと半導体分野への関心は、技術・科学協力の新たな展望を開いています。この特使団の派遣は、両国関係において新しい章を示し、今後数年間のより深い協力のための基礎を確立し、アジアにおける英国の重要な戦略的パートナーとしての韓国の地位を強化しています。成功した外交イニシアチブの実行は、韓国の高まる国際的地位と意義深いグローバルパートナーシップを築く能力を示しています。