たった1000ウォン!ダイソーも驚く“千ウォン売店”が韓国大学キャンパスに初登場

Jun 16, 2025
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たった1000ウォン!ダイソーも驚く“千ウォン売店”が韓国大学キャンパスに初登場

韓国初の“千ウォン売店”とは?

皆さんはご存知でしたか?韓国の大学キャンパスに、即席ご飯やツナ缶、シャンプーなどの日用品が、どれでもたった1000ウォンで買える“千ウォン売店”が登場します。これは、物価高騰で生活費に苦しむ大学生を支援するために誕生した、韓国初の超低価格売店プロジェクトです。2025年後期からガチョン大学とピョンテク大学で試験的に運営される予定で、学生たちの間で大きな話題となっています。

売店の仕組み―学生証で認証、学生だけの特権

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この“千ウォン売店”は、対象大学の在学生のみが利用でき、学生証のタッチや本人認証で入店します。販売される商品は、即席ご飯、ツナ缶、味付け海苔、シャンプー、クレンジングフォーム、歯ブラシなど、学生の事前アンケートで人気の高かった生活必需品と食品が中心です。しかも、運営は各大学の総学生会など学生自治組織が担い、学生主導で福祉を実現する新しいモデルとなっています。

なぜ今、“千ウォン売店”が必要なのか?

韓国では近年、物価や家賃、食費の上昇が続き、特に大学生の生活費負担が深刻化しています。多くの学生がアルバイトを掛け持ちしながら学業と生活を両立させていますが、それでも生活は厳しい状況です。こうした現実を受けて、既存の“千ウォン朝ごはん”政策に続き、今回の売店プロジェクトが誕生しました。学生が最低限の生活を守れるよう、社会全体で支え合う動きが広がっています。

社会革新の実験場―多機関連携と寄付で実現

このプロジェクトは、京畿道庁、NH農協銀行、社会福祉協議会、共同募金会、そして各大学が連携し、NH農協銀行の全額寄付で運営費が賄われます。物品の購入や運営コンサルティングは社会福祉協議会が担当し、現場運営は学生自治組織が行うという、民間・行政・学生が一体となった社会革新のモデルケースです。地域資源を活用し、学生主導で社会的価値を創出する全国初の試みとして注目されています。

韓国コミュニティの反応―期待と応援の声

韓国のオンラインコミュニティ(더쿠、네이트판、인스티즈、네이버、다음、디시인사이드など)では、「本当に必要な福祉だ」「学生の声が反映されていて素晴らしい」「他の大学にも広がってほしい」といった肯定的な意見が多く見られます。一方で、「持続可能性は大丈夫か」「商品の質は?」といった懸念もありますが、全体的には学生主導の新しい福祉モデルとして高く評価されています。

韓国大学文化の背景―なぜ“千ウォン売店”が注目されるのか

韓国の大学生活は、勉強だけでなく自立やコミュニティ意識、そして経済的な苦労がつきものです。学生同士の連帯や自治活動が盛んで、社会問題に対して自ら声を上げる文化があります。“千ウォン売店”は、単なる格安ショップではなく、学生自身が主体となり、社会的価値と連帯を実現する象徴的な存在として受け止められています。

今後の展望―全国拡大の可能性と新たな福祉モデル

今回の売店はまずガチョン大学とピョンテク大学で試験運営されますが、反響が良ければ他の大学や全国への拡大も検討されています。教育当局や大学関係者も注目しており、若者や低所得層など他のグループへの応用も期待されています。韓国社会における新しい福祉モデルとして、今後の展開に大きな期待が寄せられています。

まとめ―“千ウォン売店”が切り開く新しい学生福祉のかたち

“千ウォン売店”は、単なる安売りではなく、学生の尊厳や自立、連帯を実現する新しい福祉のかたちです。学生が自ら運営に関わることで、コミュニティの力を高め、より包摂的なキャンパス文化を築くきっかけとなっています。韓国発のこの試みが、世界の学生福祉の新しいモデルとなるかもしれません。

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