遺産めぐり父親の遺体を冷凍　息子に懲役3年

驚きの発覚

2023年4月、京畿道利川市の一軒家で70代の父親の遺体を発見した息子（48歳）は、死亡届を提出せずビニールで包んだ遺体をキムチ専用冷蔵庫に入れて1年7か月間隠蔽した
2025年7月、ソウルのニュースサイトや朝鮮日報、KBS、SBSニュースなど6社が一斉に報じ、全国が衝撃に包まれた

遺産を巡る駆け引き

父と継母が2022年7月から進めていた離婚・財産分与訴訟は、当事者の死亡で終了し、継母が全財産を相続する民法の規定が背景にあった
息子は訴訟の不利回避を狙い、真実を隠して裁判を長引かせようとする巧妙かつ異常な手段に出た
裁判所は詐欺と遺体隠匿を認定し、実刑3年の判決を言い渡した

ネットとブログの反応

NaverやTistoryで6件のブログが事件を詳細に解説し、読者は怒りと恐怖を交錯させながらコメント欄を炎上させた
あるブログでは精神状態の問題を指摘する声が多く、別のブログでは法改正を求める署名活動の呼びかけまで行われた
DC InsideやFM Koreaの掲示板では、約7割が厳罰化を支持し、残りは故意殺人が立証されなければ情状酌量を求める意見も見られた

韓国文化の背景と教訓

韓国ではキムチ冷蔵庫が家庭の温かさと日常の象徴であり、その内部で遺体を保管した行為は文化的な衝撃を伴った
離婚や相続問題は公開されやすく、法制度の盲点を浮き彫りにしたこの事件は法改正論議を喚起している
海外の読者にとっても、文化と法律が交錯する韓国社会の一面を知る格好の事例となった