574件の児童性搾取ファイル制作を認めた22歳、検察は5年求刑
Oct 12, 2025
ニュース

公判での認罪と謝罪
2025年7月、ソウル北部地裁で開かれた初公判に22歳の被告が出廷し、2023年2月から翌年1月までに児童・青少年を対象とする性搾取ファイルを574回制作した罪を全面的に認めた
被告は衝動的に犯行に及んだことや家族の経済的苦境を理由に情状酌量を訴え、被害者への謝罪と今後の反省を強調した
この裁判では国内大手メディア6社の最新報道と複数のネイバー・ティストリーブログ6件以上を参考に事実関係を精査し、その広範な制作回数に社会的衝撃が走った
検察による求刑の中身
検察は懲役5年に加え、性暴力被害者支援や加害者治療プログラムの履修、個人情報の公開命令、児童・障害者関連機関への就業制限10年を求めた
また情報通信網を通じた300回以上の性的メッセージ送信や羞恥心を煽る行動についても重く見ており、厳罰化が進む韓国のデジタル犯罪対策の象徴的事例となりそうだ
次回の判決は2026年9月5日に言い渡される予定で、弁護側は被告の更生意欲を理由に求刑より軽い判決を目指す
法改正と社会的背景
2020年のNthルーム事件を契機に韓国ではオンライン上の児童性搾取防止法が大幅に強化され、制作・流布・所持の罪が厳罰化された
教育現場やSNSでも被害の早期発見を目的とした啓発キャンペーンが活発化し、法務省の公式ブログや専門家による解説ブログが多数公開された
今回の事件はこうした取り組みの効果と限界を改めて問い直す機会となり、プラットフォーム企業の年齢確認やAI検知技術の導入が急務とされている

ネット上の反応と議論
NaverブログやTistoryブログでは多くの読者が事件の重大性を指摘し、厳罰化を支持する声が多数を占める一方で、被告の更生や再発防止策への関心も高い
コメント欄では加害者の社会復帰プログラムの実効性や保護者による子どものネット利用監督強化を求める意見が活発に交わされ、法的措置だけでは解決しきれないという危機感が共有されている
韓国社会全体でこの問題を文化的にどう捉え、被害防止と支援体制をどう充実させるかが今後の最大の課題だ
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