韓国プロ野球場に潜む安全リスクとファンの声
思わぬ安全リスクの発見
創原NCパークでの痛ましい事故を受け、国土交通省は今年5月、13球場を対象に緊急安全点検を要請しました。するとGocheok Sky DomeやGwangju Champions Fieldをはじめ、多くの観客席周辺で老朽化した手すりや剥がれかけた外装パネル、緩んだ看板金具など数十件もの不良部材が発見されたのです。しかもNCパーク以外の12球場では、点検から半年以上経過しても修繕が完了しておらず、驚きと不安の声が広がっています！
予算不足で進まない修繕
なぜ対応が遅れるのか？多くの球場が予算不足を理由に挙げています。たとえばCheongju球場では39件のボルト腐食や看板の浮きが確認されたものの、2次追加予算の通過待ちで手つかずのまま。Gunsan球場でも8件の不良部材が残され、いずれも“来年上半期対応予定”というあいまいな説明にとどまっています。地域ごとの財政事情と年度予算の壁が、安全対策を後回しにしている実態が浮き彫りになりました。
ファンの声と文化的背景
韓国の応援文化はまさに圧巻！太鼓や旗、完璧にシンクロしたコールに世界中のファンが驚嘆します。しかしNaverやTistoryのコミュニティでは、スタジアムの熱気とは裏腹に“観客の安全は大丈夫？”という不安が続出。あるブログ投稿では、きらびやかな歓声のすぐ下で錆びた金具が揺れている現場写真に衝撃を受けたという声も。熱狂と危険のギャップに戸惑いつつも、ファンはスタジアムの未来を真剣に考え始めています。
今後への期待と課題
与党議員の朴龍甲（パク・ヨンガプ）氏は、さらなる予算投入と点検体制の強化を強く訴えています。Tistoryの専門家ブログでは、四半期ごとの独立検査や修繕計画の公開、観客向け安全啓発キャンペーンが提案されました。ポストシーズンを目前に控え、韓国プロ野球はエンターテインメントとしての輝きを保ちつつ、安全という基盤を強化する大きな挑戦に直面しています。ファンと行政、運営側が一丸となって築く未来に期待が高まります。
