米国のフォルドウ核施設空爆――「完全破壊」か「表面損傷」か?現地・国際社会・韓国ネットのリアルな反応

Jun 22, 2025
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米国のフォルドウ核施設空爆――「完全破壊」か「表面損傷」か?現地・国際社会・韓国ネットのリアルな反応

フォルドウ核施設への空爆、その全貌

みなさんご存知ですか?2025年6月22日未明、米国はイランの核開発の心臓部・フォルドウ核施設に対して、B-2スピリット爆撃機によるバンカーバスター爆弾(GBU-57)14発を投下する大規模空爆を実施しました。トランプ大統領は「フォルドウ、ナタンツ、イスファハンの3施設を完全に破壊した」と高らかに宣言。しかし本当に“山の中”の核施設は壊滅したのでしょうか?

衛星画像と初期分析:表面の損傷か、地下の壊滅か

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AP通信やブルームバーグ、韓国KBS・朝鮮日報などが報じた最新の衛星画像では、フォルドウ施設の出入口が破壊され、山肌の色が茶色から灰色に変化。直径5.5mのクレーターも確認されました。ただしIAEA(国際原子力機関)は「外部の放射線量増加はなし」と発表。専門家の間でも「地下80~90mのウラン濃縮施設本体が破壊されたかは不明」という声が多く、決定的な証拠はまだ出ていません。

イラン側の主張:被害は限定的、核開発は継続

イラン政府や国営メディアは「事前にウラン濃縮物質は安全な場所へ移送済み」「被害は地上部のみで、核開発計画は止まらない」と強調。AEOI(イラン原子力庁)も「放射線漏れなし、住民への危険なし」と繰り返し発表しています。議会や革命防衛隊幹部も「米国の攻撃は失敗」と断言し、むしろ「核開発を加速させる」との強硬姿勢を見せています。

国際社会とメディアの反応:評価は真っ二つ

韓国のネイバーやティストリーのブログ、DCインサイドやFMコリアなどのコミュニティでは、「米国の軍事力すごい」「イランはすぐ再建しそう」「本当に壊滅したのか怪しい」といった声が飛び交っています。イスラエルは「歴史的な一歩」と称賛する一方、国連やEUは「地域の不安定化」を懸念。日本のNHKや朝日新聞も「実際の被害は不明」と慎重な論調です。

フォルドウの意味と文化的背景

フォルドウ核施設は2009年に存在が明らかになり、イランの「技術的自立と抵抗」の象徴となっています。山中深くに建設され、イスラエルの通常兵器では破壊困難とされてきたこの施設は、イラン国民の誇りでもあります。米国のバンカーバスター使用は「どんな要塞も安全ではない」という強いメッセージでもあり、イラン側の反発も強まっています。

韓国ネット・ブログのリアルな声

韓国のNaverやTistoryブログでは、衛星画像の分析や米・イラン双方の声明の矛盾を指摘する記事が多く、「米国の攻撃は政治的パフォーマンス」「イランは地下施設を守った可能性大」といった見解も。DCインサイドやインスティズでは「戦争拡大が怖い」「このまま核開発が加速するのでは」と不安の声も目立ちます。

今後の展開:不透明さと新たなリスク

IAEAは緊急理事会を招集しましたが、現時点でフォルドウの内部被害は未確認。もし地下施設やウランが無事なら、イランは逆に核開発を加速させる可能性も。米国・イスラエルの追加攻撃や、イランの報復、あるいは外交再開――どの道も予断を許しません。

まとめ:フォルドウ空爆が意味するもの

「完全破壊」か「表面のみ損傷」か――真相は今も山の中。米・イラン・イスラエルの対立は新たな段階に入り、中東と世界の安全保障環境は大きく揺れています。今後の一手が、世界の未来を左右するかもしれません。

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