韓国国会、常任委員長配分で再び合意失敗…23日に再協議へ―与野党対立の深層と市民の声

Jun 20, 2025
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韓国国会、常任委員長配分で再び合意失敗…23日に再協議へ―与野党対立の深層と市民の声

再び合意失敗―韓国国会の現状は?

皆さんはご存知でしたか?2025年6月19日、韓国国会では与党「共に民主党」と野党「国民の力」の院内首席副代表が再び会談し、常任委員長配分をめぐる協議を行いました。しかし、約1時間半の非公開会談の末、両者は再び合意に至らず、立場の違いだけが浮き彫りとなりました。次回の協議は6月23日に予定されていますが、国民の間では「またか」「いつまで続くのか」という諦めと不満の声が広がっています。

なぜ常任委員長ポストがこれほど重要なのか?

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韓国国会における常任委員長、とりわけ法制司法委員長のポストは、単なる名誉職ではありません。法案の本会議上程権を持つほか、政府や司法に対する監督権限も担っています。与野党はこのポストをめぐり「権力の均衡」「牽制機能の確保」を主張し、激しい駆け引きを展開しています。実際、国民の力は「巨大与党である民主党を牽制するために法司委員長は野党が担うべきだ」とし、外交・国防・情報委員長ポストを譲るとまで提案しました。

与野党の主張と対立の背景

民主党は「22代国会開院時の合意に基づき、残り1年も民主党が委員長を担うべき」と主張。一方、国民の力は「政権交代に伴い、野党が法司委員長を持つのが国会の伝統であり、バランスのために必要」と反論しています。過去には、法司委員長ポストをめぐる慣例がたびたび変化しており、2020年の21代国会では民主党が法司委員長と国会議長を独占したことで大きな波紋を呼びました。

メディア・ブログ・コミュニティの反応

主要ニュースサイトやNaver、Tistoryなどのブログでは「また合意失敗」「市民生活はそっちのけ」という批判が目立ちます。ディシインサイドやFMコリアなどのコミュニティでは「政治家は自分たちの椅子取りゲームに夢中」「国会は現代版リアリティショー」といった皮肉や諦めの声が多く、TheqooやInstizでは「いつになったら国民のために働くのか?」というコメントが共感を集めています。

文化的背景―韓国政治の「椅子取りゲーム」

韓国では、委員長ポストをめぐる争いは単なる権力闘争ではなく、民主主義の健全性や政府への信頼とも深く関わっています。委員長配分の行方は、経済政策や社会福祉、国家安全保障などの重要法案の審議・可決に直結するため、国民の生活にも大きな影響を及ぼします。近年は「政治不信」や「協治の不在」が社会問題化しており、若い世代を中心に「政治は遠い存在」という空気が強まっています。

今後の展望と市民の期待

6月23日の再協議に向けて、両党の溝は依然として深いままです。専門家の間では「大きな進展は期待できない」「市民の圧力や世論の高まりが突破口になる可能性も」との見方が広がっています。政府の追加補正予算案処理も遅れており、国会の機能不全が社会全体に波及する懸念が高まっています。

海外ファンが知っておきたい韓国政治のリアル

K-POPや韓国ドラマのファンの皆さんも、こうした政治の現実を知ることで韓国社会の多層的な一面を理解できます。委員長ポストをめぐる攻防は、単なる「椅子取りゲーム」ではなく、韓国民主主義の現在地を映し出す鏡でもあります。韓国の文化や社会に興味がある方は、ぜひこの政治的ダイナミズムにも注目してみてください。

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